chip of wood

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グッバイサマーガールについて




初音ミクによる「グッバイサマーガール」を投稿してから半年以上が経ちました。この曲の歌詞はもともと男性ヴォーカルによる歌唱をイメージしており、人の声で歌ったものが聴きたいという願望が僕の中にはずっと有りました。
ふとした機会に、やらかしボーイさんにお願いした所、快く引き受けて頂き、念願が叶い、てぃーさんの写真による新たな動画を付ける形で生まれ変わりました。

やらかしボーイさんの、ささやくような、時に叫ぶような歌声は、歌は確かに誰かに届けるためにあるのだということを改めて認識させられました。
日常の中にある何気ない特別な景色を、iPhoneの小さなファインダーで切り取った、てぃーさんの等身大の世界には特別な輝きが有ります。
今回、やらかしボーイさんにもてぃーさんにも歌詞についてはほとんど説明しないまま制作していただきました。4skの音から僕の作り出したストーリーと言葉がどのように形を変えるのか見てみたかったのです。
歌の解釈は自由です。グッバイサマーガールにまつわる、僕の中にあるストーリーは、あくまで僕の解釈に過ぎず、この歌を聴いた人たちが描いたストーリーに対してなんら優位性は存在しません。
聴いてくださった方々の想像の予知を無くすようなことはしたくないのですが、時間の経過、そして、改めて形を変えての投稿というこの機会に僕の解釈の一部を綴っておきます。
それぞれの役割を終えた後、やらかしボーイさん、てぃーさんに僕の中でのストーリーを伝えた時に、おふたりとも驚きと、曲が生まれ変わるような新鮮な感覚を覚えてくださったことが大変嬉しく印象的で、もしかしたら、僕の解釈を伝えることで、この歌をより多くの人に楽しんでもらえるかもしれないそのように思ったのです。
蛇足になってしまうかもしれませんが、よろしければ読んでいってください。


大学二年生の主人公は、特にこれといった理由もないまま、いつの間にやら大学へ行かなくなり、バイトも辞め、ただただ、ぼんやりと日々を過ごし続け気がつけば夏になっていた。
ある日、何気なくインターネットで見かけた離島の写真。その空と海の青さに惹かれた主人公は残った貯金をすべて使いその地へと旅立ちます。
そして、そこで出会った島に住む一人の女の子との思い出が基本的な歌詞の内容になります。
奔放な彼女に振り回される日々、繋いだ手から伝わる温もり、夜の森で出会う素敵な景色。

しかし、女の子はある時、崖から落ちて死んでしまう。歌詞の「青い空に落ちていった」はそのまんまの意味です。
彼女が何故、崖から飛び降りたのか、理由は最後まで分からないままです。自殺なのか事故なのかも分かりません。
書いている僕自身、彼女が何故崖から飛び降りたのか分からないのです。
何かに悩んでいるわけでもない。毎日笑顔だった彼女が自殺なんてするはずない。では何かの事故なのだろうか?
もちろんその答えは主人公にも分からないままです。
「崖から空に向かって飛んだら落ちて死んでしまうだなんて、思ってもいなかった」
天国で問い詰めたら彼女はそんな風に切り返しそうだなんてことを僕は思います。

「もしかしたら彼女は最初から存在しなかったのではないか?」
主人公は確かにいたはずの女の子を求めて島の中を彷徨います。
生きているかもしれない彼女を探しているのか、それとも自分の記憶の中の彼女を探しているのか。
ただただ必死に、雨が降り出すのにも構わずに島中を探し続けるのです。
伝えたい言葉も伝えられないまま、消えてしまった大好きだった女の子。
彼女が大好きだった青空に向かい叫ぶことしか主人公には出来ません。

やがて、夏に翳りが見え秋が近づいてきます。赤く染まっていく島の景色はまるで、あの夏が嘘だったかのようです。
季節はめぐる。夏は終わる。でも、僕は覚えている。
そして、また、夏は来る。

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