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chip of wood

報告があります

 ずっと何処かにいるんじゃないかと思っていたんだ。でも何処にもいないんだろうと諦めかけていたんだ。でも、僕は不意に出会ったんだ。
 愛されてひたすらに愛されて愛の中を生きている人に。
 彼女はみんなと同じように悩み、傷つき、苦しみ、もしかしたら、どん底にいるような絶望も味わったことがあるかもしれない。それでも、彼女は常に愛の中にいたのだ。どんな絶望の夜にだって両親の、祖父祖母の、兄弟たちの愛の中にいたのだ。
 彼女は常に救われているのだ。
 その笑顔は何処までも素直で、その言葉は何処までもまっすぐで、だから誰もが彼女を愛さずにはいられないだろう。
 それは彼女が素晴らしいからではない。それは彼女を愛した人たちが素晴らしいからだ。
 
 そんな場所をそんな人たちで世界を満たすこと以外に大切なことなんて本当は一つもなくて、でもそれをするために答えなんてなくて、それをするために必要なものがたくさんありすぎて、だから僕たちは迷い続けてしまうんだ。
 でも、それはたどり着ける解なんだ。それが分かっただけで僕は頑張ろうって気になれるよ。

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夏の星座にぶら下がって花火を上から見下ろして

 何気ないことがきっかけでaikoの曲を久々に聴いてみた。そしたら、その歌詞の言い回しにすごく悔しい気持ちになった。悪戯をされたのに、その悪戯があまりに素晴らしすぎて怒るどころか褒めたくなるようなそんな悔しさだ。
 ギターを手にしてコードを弾いてみた。楽しい。ものすごく楽しい。ギター一本であの「花火」の独特のリズムと半音の緩急を表現するのが楽しくて仕方ない。つんのめって、揺れて揺れて、舞い上がって、見送って。跳ねて跳ねて放てキモチ、だけどそれが出来ないもどかしさ。そんな行ったり来たりがリズムになって楽しくて、それは目まぐるしく景色を変える夏の楽しさだ。
 ずっと前の歌なのに、もう知っている歌なのに。世に出たばかりの知ったばかりの歌のように僕の目の前でキラキラ輝いて、それはまるで花火のようだ。ギターをカッティングしてボディーを叩いてリズムを取るたびに僕の心は夜空へと飛んでいって、夏の星座にぶら下がれそうな気になってくる。

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結局、自分で選ばないとね。

 やるべき時にやって抜く時は抜く、それがかっこいいって言う人はいるけれど、どのタイミングでやる気を出して、どのタイミングで気を抜くのか、それを自分で選ばず、周りの空気を読んでやっていたとしたらそれはちょっとかっこ悪いなって僕は思います。
 だからまず、全部やる気出してやってみて、そのあと、全部ひたすら気を抜いてやって、それから、やりたい時にやってやりたくない時に適当にやれたらかっこいいなって思います。
 そんなやついたらびっくりだけど、目指すのは悪くないな。

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東京mk2

 僕には気まぐれで電話をかける友人がいて、なんとなく特に理由もなく4ヶ月に一回くらい電話をかける。基本彼は出ない。出なければそれで終わり。折り返してくることはまずないし、メールは互いに送ったりしない。出たら少し話をする。お互いにその時に上向きになっていれば会ってドライブをする(僕は免許も車も持っていないから彼の車で彼が運転する)
 出会った時、彼はボーカロイドで曲を作っていた。出会った時、僕はボーカロイドの歌詞を書いていた。その後、僕は迷いの中でさまよいだした。彼も迷いの中でさまよいだした。
 彼の音も言葉も好きだった。「いつか一緒に歌を作ろう」互いにそんな言葉を口にし続けていたが実現することもなく、何年かが過ぎて今日になる。
 僕は彼とどんな歌をどのように作りたいのか、それがずっと僕には分からないでいたのだけど、ある時、ひたすら彼の歌を聴き続けて思ったんだ。
 僕は女性になって、彼に歌を作ってもらってそれで歌いたかったのだと。
 それは叶うことのない願い。ちょっとへんてこな願い。でも僕にとってはそれはおかしなことではなくて、彼にとってもそうで、その話をした時に彼はただただ納得していた。
 先ほど電話してみたが、やはり出ない。夏になる頃には話すことは出来るだろうか。話したいことはたくさんあるが、特別いま、話さないといけないことなんて何一つなくてだから問題はないのだ。
 最後に彼が送ってくれたデモ音源を聴いてみる。
 「突然に出会えることだけを頼りに、東京に、いま、着きました」
 偶然、僕が暇で、僕が気まぐれにあいつに電話をして、偶然、あいつも暇で、あいつが気まぐれに電話に出て、なんて偶然が起こったら楽しいなってそれくらいの意味しかないのかもしれない。
 でもそれは僕が電話をかける事の意味で、実際電話がつながった時は、それはそれは特別なことが起こるに違いないのだけどね。

 Hey!Tome!Hey!田中!
 元気にしてるか!偶然、このブログを目にして、突然に電話かけてきたりしてきてくれないものか!特に用があるわけでもないんだけどな!

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すぐに忘れて見失って曇ってしまうんですもの

 本当に大切なものがすぐに分からなくなって、気がつけばすぐに彷徨ってしまうから、これから迷子にならないように対策を講じることにするわ。
 
 朝起きたらすぐに大切なことが分かるために部屋の掃除をして、大切な写真や絵を飾って、キャビネットには大切な小物を置いて、大切な服も目に見える所に吊るすことにするわ。素敵な植物も必要ね。
起きたその時に、それらに包まれることですぐにわたしは感じるでしょう。大切なものの存在が今日という日も確かにあるということを。

 大切なものをより強く強くするために大切なものを歌にする必要があるわ。それを毎日毎日歌うことで、いつしかそれは縁になり、円になり強固なものになるでしょう。わたしの中の円は、誰かと繋がる縁になり、外へと歩みだし、わたしを含んだより大きな円になるでしょう。

 大切なものと出会った時にそれをすぐに伝えられるように大切な人と出会う必要があるわ。その人はきっと、わたしが大切なものを見失った時に、一緒に探してくれる同士になってくれるでしょう。

 

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空の下で

 空の下で 風が吹く中で 太陽の光を浴びながら
 感じて 考えて 歌い 出会いたい

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