ずっと何処かにいるんじゃないかと思っていたんだ。でも何処にもいないんだろうと諦めかけていたんだ。でも、僕は不意に出会ったんだ。
愛されてひたすらに愛されて愛の中を生きている人に。
彼女はみんなと同じように悩み、傷つき、苦しみ、もしかしたら、どん底にいるような絶望も味わったことがあるかもしれない。それでも、彼女は常に愛の中にいたのだ。どんな絶望の夜にだって両親の、祖父祖母の、兄弟たちの愛の中にいたのだ。
彼女は常に救われているのだ。
その笑顔は何処までも素直で、その言葉は何処までもまっすぐで、だから誰もが彼女を愛さずにはいられないだろう。
それは彼女が素晴らしいからではない。それは彼女を愛した人たちが素晴らしいからだ。
そんな場所をそんな人たちで世界を満たすこと以外に大切なことなんて本当は一つもなくて、でもそれをするために答えなんてなくて、それをするために必要なものがたくさんありすぎて、だから僕たちは迷い続けてしまうんだ。
でも、それはたどり着ける解なんだ。それが分かっただけで僕は頑張ろうって気になれるよ。
スポンサーサイト
0