chip of wood

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

心の森

 僕はいつそこに足を踏み入れたのか。記憶はないんだけど、僕の心の中には森があって、動物たちがいて、草花が咲い、大きな木々が優しく包み込んでいる。
 僕は東京に生まれ、東京で育ち、いまも東京にいる。モモの友達であるペッポおじさんは遠い昔のその場所の風景を見ることができるようで、幼い僕ももしかしたら、遠い昔のこの場所の風景を見ることが出来たのかもしれない。
 かつてこの場所は木々が生い茂り、豊かな水と友に様々な生き物たちが暮らしていた。いまはもっぱら人と鳥と猫と昆虫が少しいるくらいだけどさ。

 年を取り、気がついたら僕は科学と文明の森に迷いこんでいました。多くの人々に囲まれて生きてきました。僕の周りには人ばかりいたので、人の言葉と人の作ったもので溢れていて混乱してしまいました。
 狐のお友達の女の子はいつだって人気のない森のなかで遊んでいて(それはいつだって、どんな時だって、街の中にいたって部屋で一人でいる時にだってそうなんですよ!)、それを知ったら、最初は少しさみしく感じてしまって、少しかわいそうに想ったりもしたんだけど、だんだん羨ましくなってきて、それは、少しずつ、森には何があるのか分かってきたからかもしれません。

 森には何があるのか?そんなの僕ごときに言葉にできるわけないじゃないですか。
 ただね。四季折々で流行る服とか、流れる音楽とか、物の値段や価値って変わるじゃないですか。
 そういうのじゃないんですよ。森にあるのってそういうのとは無縁のものなんですよ。

スポンサーサイト

PageTop

なんでも彼女は紙に描かれた僕の物語を読みたいようなので

 素敵な古着屋さんの素敵な店長さんは、僕の描く物語を紙で読んでみたいようなので、北国の東の東に住む狐と友達の草原の少女は、僕の書きかけの物語の続きを読みたいらしくて。

 なんだか僕はその気になってきたのでした。

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。