chip of wood

はずじゃない

 日々は移ろうから僕の心も移ろう。信じられないのは世ではなく僕自身。
 理性を信じること。感情を信じること。理性と感情の間で揺らぐこと。
 体があって心があって精神があるのなら、体を知り心を知り精神を知るのが正しく、体を自分のものとし、心を自分のものとし、精神を自分のものとして、自己を獲得していくのだろうか。
 分からないことは日ごとに増え、かといって世界が広がるでもなく日々は続く。

 ただ、なぜだろうか?あれだけ恐れていたはずの冬が、白く凍る季節が、今は少し待ち遠しい。
 それはきっと、冷たい朝の日差しの中に、凛とした眩しさがあるように思えるからだ。
 一つの街で暮らし生きる僕だけれど、4つの季節を越える度に何かが変わっているのかもしれない。

 あなたが子どもたちに伝えたいものは何ですか?
 あなたが子供の頃に体験したものの中で、自分の子供にも体験してもらいたいと思うことは何ですか?
 この国にどうあって欲しいですか?
 何を残したいですか?
 子供は好きですか?可能性は好きですか?未来は好きですか?

 あなたの家の窓からは何が見えますか?
 木々は紅く染まり始めていますか?
 帰り道では銀杏の薫りにまいったりしていますか?
 秋焼けの空とはもう出会いましたか?
 昨夜は鈴虫の鳴き声と共に眠りましたか?
 
 「ばいばい!」「またあした」「またあしたね!」
 紅く染まるコンクリート、手を振る友人たちの長い影。
 秋の夕暮れはなぜか遠い日と一瞬繋がる。
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