chip of wood

音楽に関わる偶然の連続の話

 何故だろうか、就職活動に迷う友人に気が付くとメールで質問していた。
 「きれいなものが見れる仕事って何だと思う?」
 彼はすぐに返事をくれた。
 「行ったこと無いけれど結婚式じゃないですか?人生で唯一、無になれる場所な気がします」
 僕は即返事を返した。
 「それがお前に向いている仕事だ!」

 彼の生い立ちを思うと、結婚式が綺麗な場所だという答えはその回答そのものが美しく尊い。
 その4日後、僕は一人電車に揺られていた。隣に座った女の子の携帯電話に表示されている音楽プレイヤーのアルバムのリストが目に入ってしまった。
 
 おおかみこどもの雨と雪 サウンドトラック
 はっぴいえんど
 チャットモンチー

 他に何組か知らないアーティスト。なんだかとてもかわいくて素敵なリストだなぁっと僕は思い失礼だけどまじまじと見てしまった。
 そのあと、その子がプレイヤーを止めて、検索窓に打ち込んだ文字を見て僕もその場で検索してしまった。

 「わたしのノスタルジア」
 表示されたのは女性シンガーソングライターの情報。
 youtubeに打ち込んで聴いてみる。
 流れてきたのは「かたむすび」という曲。
 僕はずっと目を閉じてそれを堪えた。東京駅につく頃に聴き終えた。それがこぼれるの何度も瞬きをして寝起きなのせいにして誤魔化して僕は電車を降りた。

 なんだかなぁ。たまに世の中は良く出来過ぎているような気がする。
 いま僕は南壽あさ子の歌を聴きながらこのブログを書いている。
 そして、youtubeは彼女の曲を2曲流したあと、LOST IN TIME の「燈る街」を自動再生しだした。
 そういえば、10年位前に少し彼らの歌を聴いていたような気がする。
 「あの日からどれくらい経っただろう」
 その言葉で歌が始まった。投稿日を見てみたら去年の9月。
 彼らは僕が彼らを忘れていた時も歌を作り続けていたのだ。だからなんなのだ?なんなんだろうね。
 理由なんて知らないけど、僕はそれを嬉しく思い、感動したのだ。 
 そして、次にyoutubeが選んだのは「五月の桜」
 いい加減にしてくれ!なんだよこれ!
 あ~どんなに嫌なことがあったり、日々、迷いの中にいてもどうやってもやっぱり春はもうそこなんだよなぁ。
 プライバシーの侵害を犯してしまいました。ごめんなさい。偶然、あの日、電車で隣に座った人。
 本当に助かりました。ありがとう。
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する