chip of wood

冬が過ぎるということ

 僕にとって冬は辛い季節で、心も体も縮こまって、ただただ南から吹く風を待つだけの日々だけど、それは僕にとってそうであるだけで、誰にとってもそうかと言われればそんなことはない。
 冬を大切に思う人達だってたくさんいるのだ。
 冷たさの中の暖かさを愛しく思う人、刺すような冷たさに美しさを感じる人、雪に閉じ込められた部屋の中で小さな箱庭を作って遊ぶ人。
 
 春の気配をはっきりと感じてから改めて冬のうたを聴いてみたら、生まれて初めて冬が終わることを寂しく思ったんだ。いつもは春が来たらすぐに冬のことなんて忘れてしまうのに、今年は淡雪が降ったら素敵だな。なんて思ったんだ。




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