chip of wood

春の雪

 僕は自転車で所沢に向かっていた。家を出たのは朝の7時半。春の風が追い風になって気持ちの良い朝だった。東京を北上し県境を超える。途中、県道沿いで小学校と出会う。小さな校庭が目に入る。
 子どもたちが桜吹雪を救っては空に向かって放り投げる。彼ら彼女らの頭の上からひらひらと桜が舞い降りる。
 それはまるで雪遊びをしているみたいで
 「なるほど、春の雪とはこのことを言うのだな」
 なんて思わず呟いてまたベダルを力強く漕ぎだした。
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