chip of wood

(Can't wait for)After School

たどり着いた一つの答えが、ずっと正解であることなんて皆無だ。
経験と思考から一つの確信を見つけ「俺はこうやって生きるんだ!」なんて息巻いても、半年後には絶対失敗して後悔してる。そして、また一からやり直し。でも少しは前に進んでいるんだって言い聞かせてどうにか正気を保つ。それの繰り返し。

その一つ目の答えにさえ辿り着く前。何も知らない未然の状態。可能性だけがふわふわ浮いている少年少女達。
彼らは様々な正解を多くの人たちに押し付けられるだろう。経験というもので絶対的なアドバンテージを取られている彼ら彼女らには大人に対抗するすべがない。


しかし、一度学校を出てしまえば、そこから家に辿り着くまでのしばしの間、彼ら彼女らは最強になれる。
大人たちが提示したあらゆる答えは白紙へと変わり、自由に正解を描くことが出来る。
教師という立場が、親という立場が大人たちを強くする。記号を獲得することで人は強くなっていく。正解がないからこそ記号というものに人は縋りたくなるのだ。


だからまず、学校から帰り、制服を脱ぎ捨て、学生であるという記号を捨てよう。これで教師に言われた言葉は全て無視していい。
そして、家族のこと、親のことを一先ず忘れよう。そのために家を出よう。街へとくりだそう。
これで残るのは「子ども」という記号だけだ。
自分の見たいようにものを見て、自分の着たい服を着て、自分が好きだと思う人と、自分の行きたい場所に行って、自分のしたいことをすればいい。


間違えるのが子どもの仕事だ。大人は正しいことだけやっていればいいが、子どもは間違えも犯さなくちゃならない。大人よりも忙しいし、迷っている暇もない。
「好きだ!」「楽しい!」と思えるものをひたすら探そう。それはそのまま生きる力になる。これから何十年と人生は続くから、そのために生きていく理由を探さなくちゃならない。
生きていくすべを学校や親は教えてくれるが、生きていく理由そのものを見つけるのは自分でやらなくちゃならない。
放課後はそのためにある。



スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する