chip of wood

年がら年中夏だった

 夏が終わる。また夏を思う日々が始まる。
 僕が生まれたのは10月で、もう既に夏が終わってしまっていたからたいそう悔しい思いをした。
 寂しさを湛えた秋雨の中で産声をあげ、見上げた空は赤く染まる夕焼けだった。
 だから僕はいつだって切なくて物足りなくて、先に来る季節を待ちわび続けている。

 そんな自分を元気にするためにここでBlue Skirt Waltzによる素敵な詩を朗読しよう。

 夕焼け色の帰り路 ばらいろのクレヨン 無敵のスター
    明日はもっと 上手に歌えますように
    明日はもっと やさしくなれますように
     明日も君が 笑っていられますように

 ある日、通りを歩いていて偶然通りかかったギャラリーで最初に心に飛び込んで僕を動かしたのは彼女たちの絵だったのだけど、僕がずっと凝視し続け心を奪って離さなかったのは彼女たちの言葉だった。
 
 でもやっぱり夏に生まれたかったなぁ。
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